【HHKB Professional Hybrid Type-Sを学生目線レビュー】大学生はHHKBをどう使う?そもそも買う価値ある?

今やHHKBなどのレビューはありふれていると思います。そこでこの記事ではHHKB本体は控えめに、学生が超高級キーボードである「HHKB Professional Hybrid Type-S」を買う価値があるのか。実際にどのように使っているのか。個人的に感じたメリットやデメリットなどに焦点を当てて紹介していきたいと思います!

あくまで私自身が感じたことが多く、読者の皆様に当てはまるかどうかはわかりませんが、学生の方でHHKBシリーズの購入を考えている方の一助になれば幸いです。

HHKBについて簡単解説

私が所有しているHHKB Professional Hybrid Type-S 日本語配列

そもそもHHKBとは「Happy Hacking KeyBoard」の略で、東京大学の名誉教授である和田英一氏によって発案され、開発された究極のキーボードです。

スイッチには「静電容量無接点方式」が採用されており、最高の打鍵間と耐久性を実現しています。

現在発売されているモデルは「Professional Hybrid Type-S」「Professional Hybrid」「Professional Classic」です。このうち無線有線の両方に対応しているのが「Professional Hybrid Type-S」と「Professional Hybrid」、有線のみなのが「Professional Classic」です。

無線の場合はレシーバーではなくBluetooth接続で、バッテリーではなく乾電池を使用して電源供給を行います。有線だとType-Cケーブルを使用して接続します。

キーの高さ、ストロークの深さ、独特なキー配列など、他にも様々な特徴がありますが、ぜひ公式HPなどで確認していただきたいと思います。

実際に大学生がHHKBをどのように使っているのか

ここでは理系大学生である私がどのようにHHKBを使用しているのか紹介します。

 

主な使用用途としては……文字入力です!

 

はい、すいませんでした。

でも実際HHKBを使用する主な目的は当たり前ですが文字入力です。

授業や実験のレポート、授業中のメモ、最近ですと就職活動のエントリーシート、こうしたブログへの文字入力も私は外付けのキーボードを使用しています。

私はPCでゲームはやらないのですが、HHKBはゲーム用に開発されたキーボードではないため、そのような用途で購入するのはあまりお勧めできないと思います。

 

授業中のメモとあるように、外に持ち出しての使用もしています。その場合はノートパソコンのキーボードの上にのせて使用しています。

持ち運ぶときはこのようなキーボードルーフをかぶせて、専用のスマートケースを使用しています。

HHKB専用のキーボードルーフとケース

こちらのキーボードルーフは使用しない時にかぶせておくことで、埃避けとして活用することも出来るのでお勧めです。

学生がHHKBを使うメリットとは

このお値段35,000円超えの超高級キーボードHHKB Professional Hybrid Type-Sを使うメリットとは何か、その個人的なメリットをまとめていこうと思います。

最高の打鍵間

やはり、まずは打鍵間です。

この打鍵間の気持ち良さとは人によって感じ方が違いますし、何十、何百とキーボードに触れてきたわけではないので、一概に「世界中のキーボードの中で最高!」とは言えないのですが、個人的には最高です。使えば使うほど手に馴染んで、その快感を味わいやすくなると思っています。

 

「スコスコスコッ、スコッ、スコスコスコスコスコスコスコスコッ」

 

口ずさんでみてください。その口ずさんだ感覚が物理的に手から脳に伝わってくるんです。

…とにかくですね、こんな感じの打鍵間を味わうことが出来ると思います。それはめちゃくちゃ気持ち良いです。この気持ち良さを味わうとHHKBを打ちたくてしょうがなくなると思います。

モチベーションの増加

次のメリットとしては作業をしたくなります。

大学のレポートや企業へのエントリーシートって書くの面倒くさいじゃないですか。そんなときにHHKBがあると作業が面倒くさくなくなります。なぜならHHKBを打ちたいからですね。

まじでレポートを書くの楽しみですもん。

このようにレポートなどの憂鬱な作業に対して、モチベーションを与えてくれる点もメリットの一つだと思います。

シンプルなデザイン

次のメリットとしてはシンプルなデザインです。

これはそれぞれの好みが大きいですが、私はあまり派手なのが好きではありません。

購入した「墨」カラーは非常にシンプルなデザインであるにも関わらず、高級キーボードとしての圧倒的な存在感を放っています。

シンプルだから外出時でも悪目立ちせず最高の打鍵間を味わうことが出来ますし、もし友達とかから「そのキーボードなに?」なんて聞かれたら「HHKB Professional Hybrid Type-Sっていう36,000円のキーボードだぜ」と最高にドヤれます。(多分)

 

大学生生活の中でHHKBを使っていて感じられるメリットとしてはこれらの点が挙げられると思います。とにかくレポートなどの文字入力がある時は苦になりませんね。

学生がHHKBを使うデメリットとは

個人的に最高のキーボードの一つだと思うHHKBですが、デメリットももちろん存在します。その個人的なデメリットだと思う点を書いていきたいと思います。

値段が高い

まずは値段です。

無視できません。とにかく高い。値段は36,850円(2023年7月時点)。

学生にとって36,000円という値段は非常にハードルが高いと思います。実際、私も購入時はかなり悩みました。

デスクトップは別ですが、そもそもノートPCだとキーボードってついてるんですよね。なのになんでそんな高いキーボード買わなきゃいけないんだよ...!ってなるじゃないですか。

私の場合は「HHKBを打ってみたい」という、いかにもキーボード沼にはまったような感じで買いましたが、そうでない方に向けた背中を押す言葉としては、

 

「たかが36,000円だろ?」

 

なんですよ。

いやいやと思っている方もいると思いますし、さっきハードルが高いって言ってたじゃん!って思う方もいるでしょう。でもほんとにこれだと思ってるんですよ。

というか、そう思わないと学生がHHKBなんて買えません(泣)

でも多分バイト代1か月分とか、お小遣い1年分とお年玉とかで買えると思うんですよ。もちろんその他のものが買えなくなるわけですが、それでもPCをよく使用する学生さんなら買う価値は十分にあると思います。

あと、このHHKBは「生涯使えるパートナー」というコンセプトで作られているほど耐久性が高いです。1度買って気に入ってしまえば、学生を通り越して社会人になっても使い続けられるキーボードです。そうなると10年とか、20年単位で使うかもしれません。すると1年3,600円、1,800円とか、1日10円とか、とういう価格帯になります。

また、万が一馴染まなくて手放すことになっても、中古でも高額に扱われている商品になっています。なので数千円は失うかもしれませんが、手元にある程度のお金は戻ってきます。

こういう風に自分に言い聞かせることで、購入することが出来る?と思います。

パンタグラフキーボードが打てない...

次のデメリットとしては、ノートPCのようなパンタグラフ式のキーボードはマジで打てなくなります。メカニカルキーボードは割と打てるんですけど、薄いパンタグラフキーボードは本当に打てないです。

パンタグラフ式のキーボード

一度慣れてしまうと戻れなくなってしまう可能性があるので、そこは注意しましょう。

独特なキー配列

私はあまり気にしたことはないのですが、独特なキー配列やコンパクトさがデメリットに感じる方がいるらしいです。

Fnキーと同時押しで押す機能が多かったり、あとはEnterキーの下のShiftキーが小さかったり、そうした配列の点で違和感を覚える方が結構いるらしいです。

確かにHHKBは独特なキー配列で有名ですので、気にする方は注意してください。

学生が高額なHHKBを買う価値があるのか

結論ですが、私は学生がHHKBを購入する価値はあると思います。

現代の学生生活の中で文字入力を行う機会は非常に多いと思います。その作業を少しでも楽に、そして楽しくするためのツールとしてHHKB Professional Hybrid Type-Sの購入を検討してみてはどうでしょうか。